坂出市の地域墓地に大島石とインド黒を使用したオリジナルデザインの神道墓を建てさせていただきました。
こんにちは。弊社のブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。まるくに石工房の泉です。
今回ご紹介させていただきますのは、坂出市の地域墓地に建てさせていただいた神道型のお墓です。
こちらが完成した神道のお墓です。大島石とインド黒を組み合わせたオリジナルデザインです。ご依頼くださったのは40代の男性の方で、もともとこちらの墓地には仏式のお墓が建っておりましたが、改宗されるにあたり、この度建て替えられることになりました。HPをご覧になってお問い合わせをいただいたのがきっかけでご来店くださいました。ご希望をじっくりとお伺いした上でお見積りを提出させていただき、お墓をたてさせていただくことになりました。
お施主様は今回のお墓作りにとても力を入れておられ、細部にわたるまで検討を重ねてプランを決めていきました。最初から完成形が決まっていたわけではなく、いろいろなお墓を見に入ったり調べたりしながら打ち合わせを繰り返し、半年ほどかけてお客様のご希望を一緒に形にしていきました。
工事が始まりました。外柵を据え付けているところです。クレーンで慎重に石を下ろしていきます。
後ろ半分の幅が狭くなっている変型の墓地です。石貼り工事が終了しました。拝石に沿って両側に埋め込んでいるインド黒には七宝つなぎの模様を彫っています。
芝台を据えました。中の土を整えて、これから納骨室を組み立てていきます。
斜め後ろからの様子です。地上型の納骨室で、背面の板を外してご遺骨を納めるように設計しています。
正面向かって左側のベンチは収納型で、上の板を外すと中に物を納められるようになっています。石貼り部分と同じ七宝つなぎの模様を彫刻しています。模様を決める過程でもいろいろなパターンをお出しして、じっくりと検討していただきました。
納骨室の左右に空気抜きの穴があります。虫が入らないように金属製の網を貼っています。
納骨室背面の扉部分です。
完成まであと一息です。これから仕上げに入っていきます。
屋根付きの霊標を設置して、お墓が完成いたしました。細部までこだわり抜いた、お施主様の想いのこもったお墓です。
「神霊法名碑」の文字の上の家紋部分は彫刻ではなく、インド黒を家紋の形に加工して埋め込んでいます。
また左側にベンチを設置することで、変型墓地の形を上手く活かすことができました。(ベンチの七宝つなぎ模様が雨に濡れて見えないのが残念です)
全面石貼りにしましたので雑草が生えてくる心配もなく、お手入れ・管理がしやすいお墓です。収納型ベンチ、防風扉付きのローソク立てと随所にお参りしやすい工夫が施されています。
お墓の工事にはお施主様がその都度立ち会ってくださり、経過を逐一ご覧いただきました。
完成したお墓をご覧になって、「大満足です!」とおっしゃってくださいました。
出来上がるまでは私もドキドキしながら経過を見守っておりましたが、お客様にご満足いただけてたいへん安堵いたしました。
長い時間をかけて、お客様と一緒に妥協せず作り上げて来た案件でしたので、私の記憶にも残るお墓作りとなりました。この度はまことにありがとうございました。
株式会社 まるくに石工房 担当:泉
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