岡山県の山あいの地域墓地に、庵治石細目の洋型墓石が完成しました。

こんにちは。弊社のブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。まるくに石工房の泉です。

今回ご紹介させていただきますのは、関東にお住いのお客様のご依頼で、岡山県の地域墓地に建てさせていただいた洋型墓石です。

こちらが完成した庵治石細目を使用した洋型墓石です。お施主様は神奈川県在住の方で、亡くなられたお父様のお墓です。ＨＰ経由でお問い合わせを頂いたのきっかけで、お墓を建てさせていただくことになりました。
お父様も生前は神奈川にお住まいで、そちらで亡くなられたのですが、お墓は郷里の岡山に建てたいと希望されていたようです。

 

お施主様はシンプルな洋型墓石をご希望で、ＨＰ掲載のチラシに気に入ったお墓があり、そのデザインをもとに図面をお作りしました。

 

東日本のお骨壺は西日本に比べて大きく、一般的に東日本は7寸、西日本は3～5寸と言われています。（香川は4寸、岡山は5寸が平均的な大きさです）今回は7寸の骨壺が4つ納まるように、カロートを設計しました。

 

こちらが工事前の墓地の様子です。岡山県の山あいの墓地で、周囲は親戚の方のお墓が建っています。

 

 

土台の石を組んで、納骨室まで出来上がりました。関東地方の大きな骨壺が充分納められるカロートです。香川や岡山で通常作るカロートよりも大きいサイズで作っています。

 

竿石を設置する前に、免震用のゲルをセットしています。弊社では新規でお墓を建てられる際には、標準で免震対策を行っております。

 

庵治石細目の洋型墓石が完成しました。画像では分かりにくいですが、竿石の左上と右下にお花の図柄を対で彫刻しています。

 

こちらが竿石の彫刻の図案です。お花の彫刻はお施主様が特に希望されたもので、幾つかの図柄の中からお好きなものを選んでいただきました。

 

3匹の可愛いワンちゃんの置物は、お施主様がご自分で準備されたものです。接着剤でしっかりと固定しています。お父様が３匹飼ってかわいがっておられたそうで、山の中のお墓で寂しくないようにしっかりと見守ってくれることでしょう。

今回は山の中の墓地でしたので、クレーンなどの大型重機が使えず、運搬車や人力で石材や機材を運んで工事を行いました。職人さんたちにも頑張ってもらいました。

 

完成したお墓をご覧になって、お施主様は「いいお墓が出来ました！」と、たいへん喜んでくださいました。
お墓のデザインはシンプルなものですが、お花の彫刻と犬の置物で個性的な唯一無二のお墓になりました。お父様も喜んでおられることと思います。
お施主様にとっては初めてのお墓の建立でしたので、分からないことばかりで、たくさんの質問やご相談をいただきました。遠方にお住まいでしたので、なかなかお会いする機会も少なく、何度もメールでやりとりを重ねました。最終的に完成したお墓をご覧いただくまで心配もありましたが、喜んでいただけて安堵いたしました。
この度はご用命くださいまして、誠にありがとうございました。これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

まるくに石工房は庵治石産地の技術力・品質力で、四国・岡山はもちろん、これまでにも北は北海道から南は九州まで、全国での対応実績ががございます。遠方にお住いの場合でもしっかりと対応させていただきますので、お気軽にご相談くださいませ。

 

株式会社 まるくに石工房　担当：泉
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