高松市檀紙町の地域墓地に、庵治中目特級石の9寸神戸型の和型墓石を建てさせていただきました。

こんにちは。弊社のブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。まるくに石工房の泉です。

今回ご紹介させていただきますのは、高松市檀紙町の地域墓地に建てさせていただいた和型墓石です。

こちらが完成した庵治中目特級石の9寸神戸型の和型墓石です。
亡くなられたお母様のお墓で、息子さんとそのお姉様からご依頼を受けて、建てさせていただきました。
インターネットでご欄になって展示会にお越しいただき、後日お見積りのご依頼をいただきました。お墓のことについてよく勉強しておられ、複数のお店で検討されておられたようですが、弊社に決めてくださいました。ありがとうございます。弊社が採掘元であり自社工場で石を加工していることから、国産の良質な石をお手頃な価格でご提供できますので、ご予算の面やご提案を気に入っていただけたのではないかと思います。

 

こちらが工事前の墓地の様子です。コンクリート製の枠にひび割れが生じており、地盤のことも心配しておられたので、既存の枠は撤去して巻石を据えることになりました。

 

まず墓地内の土を掘り出して取り除きました。

 

コンクリート製の枠をドリルで分割して解体していきます。

 

石の重量を支えられるように、新しく巻石を据える周囲の部分にコンクリートを打って地面を強化します。

 

巻石を据えています。クレーンを使って慎重に石を降ろしていきます。

 

石の継ぎ目部分は経年でズレが生じないように、耐久性に優れたステンレス製の金具で固定します。

 

真砂土、砂利を入れ、格子状に組んだ鉄筋(写真では少し分かりにくいですが)を敷いて、これからコンクリートを打ちます。石の重量を支えられるように、しっかりと地盤を強化します。

 

コンクリートを打ちました。筒は水抜き用の穴です。基礎工事の後、半月かけてしっかりと養生しました。

 

晴天のもと、いよいよ墓石の設置作業です。しっかりと免震対策も行います。新規建立の際は、標準で免震施工を行っています。

 

庵治中目特級石の9寸神戸型の和型墓石が完成しました。入口を広くとって、お参りしやすくしました。

 

花瓶型の花立、屋根付き香炉、ローソク立ては防風扉付き、物置石は青石です。重厚感があり、落ち着いた印象のお墓です。
お客様は展示品の石の模様をたいへん気に入ってくださり、その墓石をお選びになりました。展示品と同じ形で新しい石でお作りする案もありましたが、自然の産物である石は全く同じものは二度と採れません。一見同じように見えますが、実はひとつひとつのお墓が唯一無二のものなのです。

 

完成したお墓をご覧になって、お客様は「綺麗にできた」と喜んでくださいました。工事の際もたびたび立ちあって、様子を見てくださいました。お越しになれない時は写真をお送りして、その都度進捗状況を確認していただきました。

スケジュール通りに進むかどうかたいへん気を揉みましたが、幸いお天気も味方してくれて、予定通り完成にこぎ着けることができ、私も安堵いたしました。
この度はご用命くださいまして、誠にありがとうございました。今後共どうぞ宜しくお願いいたします。

 

株式会社 まるくに石工房 担当:泉
—————————————————————————

ご相談・お問合せは、お気軽にどうぞ。
フリーダイヤル 0120-71-3127
営業時間 9:00~18:00(年末年始休み)