高松市の寺院墓地に庵治石細目の9寸和型墓地が完成しました。

こんにちは。弊社のブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。まるくに石工房の泉です。

今回ご紹介させていただきますのは、高松市西宝町の寺院墓地に建てさせていただいた寿陵墓(生前に建てられるお墓)です。

墓石部分は庵治石細目、台座部分は真壁石小目(茨城県産)を使用した、9寸やすらぎ型のお墓です。

今回のお客様は、お寺様よりご紹介いただいた80代のご夫婦です。今のうちにお墓を建てて、次の世代の負担を減らしておきたいということで、新規の建立をご依頼いただきました。

 

できれば庵治石でお墓を建てられたいというご希望でした。国産の石、外国産の石を組み合わせた複数のご提案をさせていただき、ご予算も含めて検討していただいた結果、墓石本体は庵治石細目、土台の石部分(写真○)は茨城県の真壁石を使用することになりました。模様が似ているため、組み合わせても違和感がありません。

外国産の石を使用した場合、建てた当初は同じような色合いに見えますが、年月が経過すると色の違いがはっきりと出てくる場合があります(吸水性が高く水を含んで色が濃くなりやすい)。長期的に見ると、同じ真壁石でも国産は品質が安定しており、変色の心配がありません。

弊社が自社工場で石を加工していることから、国産の良質な石をお手頃な価格でご提供できますので、ご予算の面やご提案を気に入っていただくことができました。

 

墓石のデザインは、弊社の展示場で実際の墓石をご覧いただいた中から気に入ったものをお選びいただきました。中央部分には火の消えにくい扉付の線香立て、ローソク立てを設置しています。お掃除もしやすく、すっきりとしたお参りしやすいお墓です。

お墓の「家紋」に関しては、今回ちょっとしたエピソードがありました。三豊市にご先祖様のお墓があり、お墓参りも兼ねて私の運転する車で同行させていただきました。そのお墓に刻まれていた家紋が、お客様が記憶されていた家紋とは違っており、もし確認に行っていなかったら、新しいお墓に間違った家紋を刻んでしまうところでした。「念のために確認に行って良かった!」とおっしゃっていました。

 

完成したお墓をご覧になって、お客様からは「思った以上に大きくて立派なお墓が出来て良かった」「お墓のことが気がかりだったが、これで一安心です。肩の荷が下りました。」とおっしゃっていただきました。奥様にも喜んでいただきました。

寿陵のお墓でしたので、お客様のお話をじっくりとお伺いすることができ、ゆっくりとご検討していただくことができました。ご希望通りのお墓ができて、たいへん嬉しく思います。どうもありがとうございました。

 

株式会社 まるくに石工房 担当:泉
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