こんにちは。弊社のブログをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。まるくに石工房の渡辺です。 今回ご紹介させていただきますのは、毎年恒例の小学校の校外学習についてです。
2025年5月2日、地元・庵治小学校3年生の皆さんが校外学習として、まるくに石工房を見学に来てくれました。

私たちは、自社丁場での採石から、自社工場での加工、そして自社ショールームでの展示・販売まで一貫体制で取り組んでいますので、石がどこから来て、どうやって形になるのか、そのすべてを“リアル”に見ていただくことができるのです。
今回の見学では、庵治石の特性から始まり、「石を切る」「磨く」「文字を彫る」という流れを、工場の中で順を追ってご案内しました。

まるくに石工房には、これから加工される大きな石をはじめ、いろんなサイズの様々な種類の石があります。まずその石の種類がたくさんあることにびっくりしていました。
その石が切断機の「ギュイーン」とうなる音とともにカットされていく工程を見て驚きながらも興味津々。

工場で硬い石を加工する作業風景を見て、石がいろんなサイズや形に生まれ変わる工程を間近で見ると簡単の声があがります。

磨きの工程にでは石がどんどん美しくなる様子を見て「面白い!」「すごい!」と驚く姿を見ていると、こちらも嬉しくなってきます。

見学のなかで特に盛り上がったのは、文字彫刻。
なんと、石にあのキャラクターが刻まれレリーフ状に仕上がるのをを見ながら、「えっ!石に絵!?」「すげー!!」と驚きの声が飛び交っていました(笑)
石に文字や模様が彫られていく様子は、大人が見ても感動するものですが、児童たちはもっと素直に反応してくれます。

そして、ショールームや実際に墓地へ「墓石をどうやって運ぶのか?」「どういう風に施行するのか」を実践しながら説明、さらに墓石の耐震構造や強度について説明すると、地震国・日本ということもあって、自分ごととして受け取ってくれる児童の姿に逞しさも感じました。 見学を通して私たちが伝えたかったのは、単なる“技術”ではありません。
石の砕石・加工・販売を通じて伝えたいのは、「人の想いをカタチにする」という仕事の意義と価値です。

お墓というのは、亡くなった方だけでなく、残された家族や未来の子どもたちへ思いをつなぐもの。そのひとつひとつに、意味があり、願いがあります。
だからこそ、どんな工程にも気持ちを込める。そんな姿勢が、きっと子どもたちの記憶のどこかに残ってくれると信じています。

そんな意義のある仕事が、この庵治の地場産業であり伝統産業なのです。
少しでもこの仕事に興味を持って。将来の“庵治の石職人”候補が生まれるきっかけになって欲しいとの想いがあるのです。
今回「ぼく、将来石屋さんになるかも!」そう言ってくれた児童の声が、今も耳に残っています。
ご供養に関わる産業は、これからの時代に合わせて変化していく必要があります。
でも、その根っこには「人がつくる」「心を込める」という想いがある限り、私たちの石づくりは、これからもきっと残っていけるはずです。
見学に来てくださった庵治小学校のみなさん、そして引率の先生方、本当にありがとうございました。
またいつでも遊びに来てくださいね。
まるくに石工房のスタッフ一同、心からお待ちしております!
株式会社 まるくに石工房 担当:渡辺
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